2018.01.10 Wednesday 19:51

焙煎する毎日

毎朝 コーヒーの焙煎をしています。

その豆がもつ特徴的な香味を

最大限に引き出せるように どうしたらいいか。

そんなことをずっと考えています。

 

 

長い間、うまくいかずに悩みました。

なかなか 特徴的な香味が出てくるポイントに

たどり着かない。

 

 

 

 

 

 

あるとき僕のコーヒーに余分な味があることに気づきました。

 

 

余分な味がでないように、都合の悪い味がでないようにしよう。

ポイントをさぐり、クリアな味を探しました。どこだ?

 

 

ようやくそのポイントを見つけたとき

その豆の特徴的な香味が現れました。

ふわっと 目の前に香りました。

 

 

ああなんだ、そういうことなのかー。

 

 

 

 

 

 

引き出すのではなくて

余分を取り除いていく。

 

 

そのほうがずっとラク。

何でもそうなのかもしれません。

そして焙煎が

前よりもずっと楽しくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

明日の朝も焙煎をします。

 

 

また明日。

 

 

 

 

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2018.01.09 Tuesday 20:13

向きあうべきは

1月5日

今年の営業初日の朝一番にお越しのお客さまは

シャッターを開けたらそこに立っておられ

まずは新年のご挨拶。

 

 

お互いに新たなスタート気分を共有させていただき

さて、そのあとコーヒー豆を選んでいただくときに

改めて思った。去年と品ぞろえが変わらないなあ。

年が変わっても豆のディスプレイは去年とおんなじままだ。

もちろん新しく焙煎したての豆だけど。

 

 

ふと そんなことをお話ししたら

「これが、この品ぞろえが、いいんですよ」

と言ってくださった。

 

 

豆の種類をずっと変えないことって どうなんだろうと

時どき思うけど、そのお言葉はとっても嬉しかった。

 

 

店を始めたとき、何にも知らない僕は

自分はどこの店よりも美味しいコーヒーを作れると思ってた。

不思議とへんな自信があって、

今となればアホだったなあと思う。

そのへんてこな自信はいったいどこからきて、

そして今はどこへ行ってしまったのだろう。

 

 

他の店、横ならび、ばかり気にしてた。

向きあうべきは横ではなくて 前だった。

 

 

目の前にある 自分が選んで仕入れたコーヒー生豆。

そして 目の前のお客さま。

だいぶん後になってからそのことに気がつく。

 

 

お客さまがまた飲みたい、また買いたいと思ってくださる

そんなコーヒーを一生懸命つくろう。

求められることがつくり手の一番のよろこび。

今は「横」はあんまり見なくなった。

 

 

向きあうべきは? 

いつも目の前に、と言い聞かす。

 

 

今日は寒い寒い一日でしたねー。

 

 

 

 

 

 

また明日です。

 

 

 

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2017.12.31 Sunday 16:33

おわりに

12月のある日 僕は京都にいました。

冷たい風が吹くなかマフラーをぐるぐる巻きにして

教えてもらった店を探し歩きました。

 

 

表通りに小さな小さな看板をみつけ

少し暗くて細い路地をまっすぐ進みます。

普通ならだれもが通り過ぎるような場所。

路地の奥にひっそりとたつ古い建物がありました。ここだ。

 

 

中に入ると男性店主さんがお一人。

緊張する僕に、にっこりと 奥へどうぞと。

「誰かに聞いてこられましたか?

 うちは普通見つけられない店なので」

ある方からだとお話すると ああ!とその方の顔を思い出して

嬉しそうに微笑まれました。

 

 

ギャラリーと喫茶。古い民家をご自分で改装したという

小さな 小さな空間。

コーヒーとケーキをお願いして ならんだ器を拝見していたら

お白湯をだしてくださいました。

ほかほかと湯気が立っていました。

僕は温かいグラスを両手に持って 

窓の外の冷たい風を想像しました。

 

 

コーヒーとケーキをいただきながらお話します。

60代後半とはとても見えない若々しい店主さんの

これまでのこと。

奥さまのこと。僕と似た経験をされていました。

そしてこのお店のこと。

ここに来られるお客さまとのこと。

時間はあっという間に流れました。

 

 

また来させてくださいと頭をさげて外へ出たら、

雪がちらついていました。

それなのに僕はホクホク温かい。

心の真ん中に何かが灯りました。

それは美味しいコーヒーのせい?温かいお白湯?

もちろんそれもあるけれど、

「またあの人に会いにいきたい」と思ったから。

 

 

 

 

 

 

これから50代、60代と 歳をとったらどうなりたいか。

そんなことをよく思います。

 

 

あの店主さんみたいになりたい。

 

 

静かで かっこよくて 若い人たちに慕われて

語らずとも その姿や存在が何かを伝えて

場所を「ここ」と定めて 

たったひとりで 

商いをされている。

 

 

自分もそうなれるんじゃないか

そう思ったんです。

また来よう。

ここに。

 

 

 

 

 

 

いろんなことがすべてつながるときがあります。

本当においしいコーヒーをつくろう。

もっと販売しよう。

心がシンプルに動きだした12月に、

未来はここだよとしめされたような出会い。

 

 

来年もきっといい年になる。

 

 

目に見えない でも 確かな力に 

僕はこれからも導かれ ずっと支えられるんだろうな。

 

 

空の上の人、ありがとう。

がんばるよー。見てて。

 

 

 

 

 

 

今年1年読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

また来年。

 

 

 

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2017.12.29 Friday 20:12

焙煎の仕事

9月末、焙煎機の移動をして、煙突が長くなって
今まで通りのやり方ではではうまく焙煎出来なくなりました。

 


10月、焙煎のやり方や温度設定を変えてスタートしました。
細かな調整をしてやっとうまく焙煎出来始めた頃、

 


11月、今度は焙煎機の温度計が突然壊れました。
新しい温度計に交換したら、温度計の感度が良すぎて困惑。
今までずっと 狂った温度計を見ながら

焙煎していた僕だったのでした。

 

 

 

DSCF6991.JPG

 

 


新しい温度計に慣れるため何度も焙煎。またやり方を見直し。
10月、11月、

ほんとにたくさんのコーヒー豆を無駄にしました。

少しへこむ。

 


でもそれは無駄ばかりではなくて、
焼いて、味を確認検証して、また焼くことを何度も何度も
ほんとうに何度も何度も繰り返したら
どんどん、どんどん焙煎のことがよく分かってきたのです。

今さらながら 新たな発見の連続。そして楽しい。

 

 

そしたら不思議と もっと売りたくなりました。
「よかったらお試しください。。」が

「ぜひ飲んでみてください!」になって
ひよこ珈琲のコーヒーをもっと多くの人に知ってほしい、

そう思いはじめました。
おかしな話ですが4年間この店をやってきて

初めてのことだったのです。
 

 

 

DSCF6989.JPG

 

 


そしてその後オンラインショップを一から作り直して
12月3日道明寺手づくりの市に出展。
そして今までになく とても忙しかった、ありがたい12月。

 


いいものをつくった、売りたい、そして売れる。

そんな単純な シンプルな流れをようやくつかみかけて

焙煎という仕事が

ようやく自分のものになり始めた気がします。

さあ 明日も焙煎だ。

 

 

 

明日はいよいよ今年の最終営業日。

今日も一日お隣の和菓子屋さんの餅つき機の音が聞こえます。

ドンドコ ドンドコ ドンドコ、ドン。

楽しいリズム。幸せな音。

みんな大好き 白くてまあるいお餅。

 

 

人はいそがしく 前の道を行きます。

今年もあと少し。

のんびりハワイアン気分のひよこ珈琲へ、

 

 

 

DSCF6990.JPG

 

 

 

いかがですか?

 

 

 

また明日。

 

 

 

 

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