2019.08.31 Saturday 17:39

ありがとうございました

 

ひよこ珈琲は2019年7月28日をもちまして

閉店いたしました。

また今後 店以外のイベント出店や

ネット販売もいたしません。

 

 

これまでお世話になりました全ての皆さまに

感謝いたします。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 


2019.08.29 Thursday 10:24

その後

お店を閉めて1か月がたちました。

今日は少しだけお知らせです。

 

 

以前このブログでお知らせしていましたが、

お店で使っていた照明器具はすべて

ご希望の皆さまのところへお届けしました。

 


 

 

 

そしてお店にあった「いつか届くポスト」。

これも引き継いでくださる場所が見つかりました。

とても嬉しいです。

お申し出くださりありがとうございました。

 

 


 

 

少しだけお知らせでした。

ありがとうございました。

 

 

 


2019.08.11 Sunday 10:05

ひよこ

2005年に放送されたテレビドラマ「優しい時間」が好きでした。

 

 

寺尾聡さん演じる喫茶店のマスターが素敵で

多くを語らず、さりげなくて、かっこよかった。

あんなマスターに、あんな大人になりたいなあと思いました。

 

 

マスターは交通事故で奥さん(役、大竹しのぶさん)を亡くします。

喫茶店「森の時計」には毎日いろいろな人が訪れては

それぞれのドラマが繰り広げられていきます。

 

 

夜、喫茶店の営業時間が終わるとマスターはコーヒーを二杯淹れます。

そうするとカウンターの端っこの席に

亡くなった奥さん(大竹しのぶさん)の姿が現れるのです。

そしてコーヒーを飲みながら

その日あった出来事を二人でゆっくり振り返る。

そんな 心が温かくなる 優しいドラマでした。

 

 

 

 

 

 

僕と妻はカフェ開業を夢見ていました。ちょうど2005年頃から。

たくさんのカフェを巡り、参考にして、メニューも考えながら

具体的な理想のイメージを作り上げていきました。

 

 

ある日「道明寺天満宮手づくりの市」と出会いました。

僕らはすぐに出展申し込みをしました。

妻はパンを焼いていました。

僕らはパン屋になるつもりはなかったけど

パンでイベント出展し、それを足がかりにして

将来のカフェ開業へつなげようと思ったのです。

 

 

そうして実店舗を持たない自家製天然酵母食パンの店

「ひよこベーカリー」がスタート。2010年のことでした。

 

 

道明寺天満宮手づくりの市にも数回出展、

順調に活動を続けて、多くの人に知っていただけるようになり

来年こそは本当の夢「カフェ」に向かって

踏み出そうと決めていました。

そんな矢先、妻に病が見つかりました。2011年12月。

 

 

病はあっという間にひろがって妻から体力を奪い

夢を奪い、

最後には 命を奪い、

どこかへ去っていきました。

妻はもう眠りから覚めることはありませんでした。

2012年8月4日。

 

 

それから僕はたくさんの人たちに助けられ、励まされ、

数えきれない偶然や奇跡のなかで

大阪府八尾市に小さな小さな店を持つことが出来ました。

「ひよこ珈琲」2013年12月3日オープン。

それから5年8カ月後の

2019年7月28日に閉店しました。

 

 


 

 

 

妻は闘病中、とてもつらい治療を続けて受けていました。

僕は病室で何度も、何度も妻を励ましました。

 

 

「病気が良くなったら、また二人でカフェの計画を進めような。

 カフェは二人でやるんやからね」

妻は言いました。

「ううん、一人でやって。一人ででもやってほしい」

妻は僕にドラマ「優しい時間」の あの寺尾聡さんみたいな

マスターになってほしいと言うのです。

 

 

「そしたらわたし、大竹しのぶさんみたいになって

 カウンター席にすわるから」

 

 

 

 

 

 

ひよこ珈琲のカウンター席

そこに妻の姿は

僕には一度も見えなかったけれど

 

 

この店全体を

いつも見守ってくれていたように思います。

 

 

その温かさをずっと感じていました。

 

 

 

 

 

 

また明日。

 

 

そう言い始めたのは妻が入院中のとき。

面会時間ぎりぎりまで病室にいた僕が帰る時

とてもさみしそうな顔をした妻に言いました。

「明日も会社帰りに来るから」

「うん、わかった。。また明日」

「じゃ、また明日」

 

 

その後、妻が一時帰宅しました。

僕は夜がとても不安でした。

妻もそうだったと思います。

夜、寝ている間になにかあったらどうしよう。

朝起きて、もしも妻が、、、そう考えると

怖くてたまらなかった。

 

 

いつか自然と僕たちは

夜「おやすみ」と言う代わりに

「また明日」と言いあうようになりました。

明日がちゃんと二人にやってきますように。

それは祈りのような言葉でした。

 

 

そして朝を迎えたとき、

隣で寝ていた妻と一緒に目を覚ましたときの安堵感。

それまで当たり前にくると思っていた「明日」。

当たり前なんかじゃない。

その「明日」がやってくることの喜び。

静かにあふれる感謝の気持ち。

 

 

だから僕らは 何よりも

「今日」を「今」を

大切にしなくては。

そんなことに気づいた二人。

 

 

そのことを 

なさけないほどバカな僕は

時々忘れそうになるので

ずっと忘れないようにと書いてきたのです。

 

 

「また明日」

 

 

これからもずっと。

 

 

決して 忘れないように。

 

 

 


 

 

 

さてさて

 

 

そろそろ

 

 

終わりの時です。

 

 

 

なんだかずーっと

長い長いドラマのなかに居たみたい。

でも、楽しかったー。

 

 

 

 

 

 

 

それでは ひよこの物語も

ここで終わります。

 

 

 

皆さまと出会えてほんとうに幸せでした。

ありがとうございました!

 

 

 

またいつか、どこかで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • - | - | - |

2019.08.10 Saturday 18:03

片付けが終わりました

片付けが終わりました。

 

 

もう何もなくなった店の窓ガラスの外には

いずみ苑さんがいつもより大きく見えました。

そしてふと思い出しました。

 

 

 

 

 

 

一番最初にこの物件の中に入ったとき

数歩あるいて ふと振り返ったら

あのいずみ苑さんのお屋敷がどーんと広がっていて

なんか京都みたいや!ここでお店やろう!って

もうただ、ただ、

心がワクワクしたのを思い出します。

 

 

あの時、僕と一緒にこの物件の中に入ったのは

k-shipさんでした。

この物件を見つけて

僕に教えてくださった人です。

 

 

あの時のものごとが決まるスピード感。

あふれて止まらないエネルギー。

懐かしいなあ。思い出したら苦しくなるくらい。

 

 

この町で店をやりたいと思いました。

この町が好きでした。

この町に憧れていました。

 

 

なぜなら

この町には3軒の大好きなお店があったから。

ポタジェさん k-shipさん ダイドコ帖さん

 

 

このお店さんがなかったら

僕はこの町でお店をやっていませんでした。

この町でできたこと よかったなーって

今でも思います。ほんとに思います。

 

 

 

 

 

 

ひよこ珈琲のあとに

この物件に入られるのはAYA HOMEさんです。

この場所で不動産屋さんを始められます。

この町への思いがとても深い人。

 

 

最初にこの物件を見に来られたとき

なるべく今のこの店の雰囲気のままで

不動産屋をやりたいと言ってくださいました。

僕はとにかくその言葉がうれしかったのです。

 

 

その後

なんとこのブログを最初の方から見てくださったそうで

6年前に仲間たちが集まって塗ったあの漆喰の壁も

「そのまま残したい」と

そう言ってくださいました。

 

 


 

 

 

思いを深く受けとってくださる

いい方に巡り合い、

この場所はこれからも生き続けます。

 

 

この場所がこれからもたくさんの人たちに

愛されますように。

 

 

 

 

 

 

片付けはすべて終わりました。

今日、鍵も返しました。

 

 

はあ〜 疲れた。

少しゆっくりしたいなー。笑

 

 

ブログは明日が最後です。

 

 

また明日。

 

 

 

 

 

 


<<new | 1 / 92pages | old>>
 
CALENDAR
NEW ENTRY
ARCHIVES
CATEGORY
COMMENT
PROFILE
MOBILE
LINK
RECOMMEND
SEARCH
OTHER

(C) 2020 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.