2017.12.31 Sunday 16:33

おわりに

12月のある日 僕は京都にいました。

冷たい風が吹くなかマフラーをぐるぐる巻きにして

教えてもらった店を探し歩きました。

 

 

表通りに小さな小さな看板をみつけ

少し暗くて細い路地をまっすぐ進みます。

普通ならだれもが通り過ぎるような場所。

路地の奥にひっそりとたつ古い建物がありました。ここだ。

 

 

中に入ると男性店主さんがお一人。

緊張する僕に、にっこりと 奥へどうぞと。

「誰かに聞いてこられましたか?

 うちは普通見つけられない店なので」

ある方からだとお話すると ああ!とその方の顔を思い出して

嬉しそうに微笑まれました。

 

 

ギャラリーと喫茶。古い民家をご自分で改装したという

小さな 小さな空間。

コーヒーとケーキをお願いして ならんだ器を拝見していたら

お白湯をだしてくださいました。

ほかほかと湯気が立っていました。

僕は温かいグラスを両手に持って 

窓の外の冷たい風を想像しました。

 

 

コーヒーとケーキをいただきながらお話します。

60代後半とはとても見えない若々しい店主さんの

これまでのこと。

奥さまのこと。僕と似た経験をされていました。

そしてこのお店のこと。

ここに来られるお客さまとのこと。

時間はあっという間に流れました。

 

 

また来させてくださいと頭をさげて外へ出たら、

雪がちらついていました。

それなのに僕はホクホク温かい。

心の真ん中に何かが灯りました。

それは美味しいコーヒーのせい?温かいお白湯?

もちろんそれもあるけれど、

「またあの人に会いにいきたい」と思ったから。

 

 

 

 

 

 

これから50代、60代と 歳をとったらどうなりたいか。

そんなことをよく思います。

 

 

あの店主さんみたいになりたい。

 

 

静かで かっこよくて 若い人たちに慕われて

語らずとも その姿や存在が何かを伝えて

場所を「ここ」と定めて 

たったひとりで 

商いをされている。

 

 

自分もそうなれるんじゃないか

そう思ったんです。

また来よう。

ここに。

 

 

 

 

 

 

いろんなことがすべてつながるときがあります。

本当においしいコーヒーをつくろう。

もっと販売しよう。

心がシンプルに動きだした12月に、

未来はここだよとしめされたような出会い。

 

 

来年もきっといい年になる。

 

 

目に見えない でも 確かな力に 

僕はこれからも導かれ ずっと支えられるんだろうな。

 

 

空の上の人、ありがとう。

がんばるよー。見てて。

 

 

 

 

 

 

今年1年読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

また来年。

 

 

 

※最新のスケジュールやお休みのことはひよこ珈琲HP

 お買い物はオンラインショップをご覧ください。


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